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瀬谷区医師会学術研究会


昨日の夜は初めて「瀬谷区医師会学術研究会」に出席しました.そこで横浜旭中央総合病院の井上先生の呼吸器疾患の最近の動向のお話がありました.大変有意義な時間でした.

その中で「非結核性抗酸菌症」の最近の動向のお話がありました.

私も病院時代,結構な非結核性抗酸菌症の患者さんを診察し,治療など行ってきました.

最近患者さんが増え,亡くなる方も多くなっているとお話を聞きました.

非結核性抗酸菌症ですが,いわゆる「結核」を起こす結核菌以外の抗酸菌による肺の感染症です.

この菌自体は比較的おとなしく,進行も免疫不全などの条件下以外では遅いといわれております.

ですから診断されてもすぐにどうこうなる疾患ではありませんが,臨床の場ではかなり進行してから初めて呼吸器科を受診される方が多かった印象があります.特に「昔の結核の跡があるんだね」「昔から肺が汚れているね」などと言われてきたため,検診で要再検査になっても受診されない方がいらっしゃり,症状が出たときにはすでに広範に肺内空洞などが生じている例がありました.

決して怖い病気ではありませんので,「昔の跡がある」と思っている方でも検診で異常などあった場合は必ず受診ください.


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