​禁煙外来

禁煙を考えてみませんか

 成人男性の喫煙率は約30%,女性は約10%です.昔に比べれば下がってはいますがまだまだ喫煙される方が多いのも事実です.喫煙の害はすでに広く知られております.医療が発達した今日たばこで壊れた肺,心臓,消化器,血管などを抱えて長生きできる時代になりましたが逆に病気で悩む期間が長くなったともいえます.

ニコチン依存症について

 タバコに含まれるニコチンは肺から吸収されて脳に到達し体をリラックスさせるドパミンというホルモンを分泌させます.これがタバコを吸うとホッとする.という理由です.ニコチンは速やかに分解され,脳のニコチンが減少,ニコチンが足りないと判断しタバコが吸いたくなります,これがニコチン依存です.ニコチンがなくてもリラックスできる体に戻していくことが大事です.タバコを吸う人も吸わない人もかかるストレスは同じです.ただニコチン切れはストレスを助長します.

禁煙外来について

 最近は「禁煙外来」という言葉がテレビCMなどで盛んに流されており,一度は耳にしたことがあると思います.ここでは健康保険を用いた禁煙外来の仕組みについてご説明いたします.

健康保険等が適用される「禁煙治療を受けるための要件」4点を満たしていること

・ニコチン依存性を診断するテストで5点以上の方

・1日のたばこの本数x喫煙年数が200以上のかた(35歳以上、35歳以下の方は不要です)

・1か月以内に禁煙を始めたいと思っているかた

・禁煙治療を受けることに文書にて同意していただける方

禁煙治療の流れ

 飲み薬(ニコチンを含まない薬)を用いた場合は以下のようなスケジュールになり5回の通院と12週間の内服治療となります.

  • 一定の要件を満たすと健康保険等が適用される

  • パッチの使えない肌の弱い人でも使用できる

  • 飲むだけなので簡便である

  • 接客などの職種や歯やアゴの問題などでガムをかめない人でも使用できる

  • ニコチンを含まないのでニコチン依存から脱却しやすい

というメリットがあります。毎回の診察では禁煙へのアドバイスや一酸化炭素濃度の測定などを行います.

ニコチンを用いる方法
ニコチンパッチ
 ニコチンを含んだパッチを規定量肌に直接パッチとして貼ってニコチ切れの症状を緩和させます。肌が弱い方で使用できない方もいますが、ガムを噛めない仕事のかた、歯やあごの問題でガムを使えない方でも使用できます。保険適応できる場合がありますのでご相談ください。
ニコチンガム
 薬局薬店で購入できます。ニコチンが含まれたガムで噛むとニコチンが補充されタバコを吸った時と同じようにリラックスしたり口寂しさが和らぎます。ニコチンを使用しているためニコチン依存症が治らず,結果ガムをたくさん使用しタバコに戻ってしまう可能性があります。