
三ツ境はこだ内科
内科・呼吸器内科・アレルギー科・循環器内科

アレルギー科
アレルギー科
気管支ぜんそく・アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎など,アレルギー疾患は患者さんの数は年々増加しています.特に生活環境の変化やストレスの増大などにより,近年とくにその傾向が顕著です.アレルギー発症のメカニズムははっきりしない点もまだ多いのですが,感染症,伝染病の減少の伴って体の免疫機構がアレルギー優位に変化するといわれており,アレルギーもある意味現代病の一つといえます,当院ではアレルギーの原因を追求し,生活改善のアドバイスなど行います.アレルギーにお悩みの方はお気軽にご相談ください.
スギ花粉舌下免疫療法(減感作療法)を行っております.詳しくはこちら.
アレルギーの原因
・吸引物(ハウスダスト、花粉、ペットの毛、カビなど)
・食事(牛乳、卵、鯖、蕎麦など)
・タバコの煙、排気ガス、風邪などのウィルス、ストレスなど
その他にも多数の原因があります.それぞれが複合的にからみあって,アレルギー疾患となります.小児の場合は特定のアレルゲンへの反応が特異的にみられ,緩解が得られやすのに対して成人の場合はストレスなど複合的な要因が絡み,原因特定が難しく,また緩解に至りにくいのも特徴です.
アレルギー疾患の治療
アレルギーの治療の原則は抗原の回避です。いくら予防治療を行っても抗原にさらされていると症状の改善が難しいことがあります。(抗原:ハウスダストや花粉などの原因となる物質の総称)。たとえば部屋をこまめに掃除してハウスダストやダニ、花粉などが部屋に舞う量を減らす。喘息を悪化せるタバコは吸わず、アルコールは適量にしておく。ストレスをためずに適度な運動をして体を疲労させない。炭水化物や脂肪、タンパク質などにどれかに極端に偏らないバランスの良い食事、またビタミン類やミネラルを多く含んだ食事を摂り鮮度の落ちた魚介類や、食品添加物は避けて内臓にやさしい食事をする。薬での治療以前に環境を整えることが症状緩和の大前提になります。
気管支喘息
気管支のアレルギー性疾患です.子供の病気でしょうと思われている方も多いと思いますが患者さんは小児期と中年以降の方の両方に増加しています.特に高齢者の喘息は増加著名です.発作が起きると息が苦しいという典型的症状から,せきが止まらない,痰が切れないなど風邪が長引いている症状のようにでることもあります.特に高齢者の方々は「自分は喘息もちではない」と考えていらっしゃる方も多いので治療や診断が遅くなることがあります.息苦しい,夜横になると苦しい,せきが止まらない,たんが切れない,たんが出ないで引っかかっている,など症状ありましたらご相談ください.
花粉症
花粉を原因アレルゲンとするアレルギーのことで,日本人の4人に一人が罹患していると言われております.血液検査によりアレルゲンの検査を行うとスギ,ヒノキ,ブタクサなどに陽性を示します.花粉症はスギ花粉症が有名ですが,年中花粉は飛散しており,さらに気候,湿度などの影響で症状が変化します.血液検査のアレルゲンIgE濃度と症状の強さに比例はなく,軽度のIgE上昇でも症状の出方は人それぞれです.
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スギ………1月~5月
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ヒノキ……3月~5月
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スズメテッポウ、カモガヤ、イネなど………主に4月~9月
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ブタクサ、ヨモギ……8月~10月
花粉飛散の2週間前ぐらいからの早期治療開始が肝心です.最近は眠くならない薬なども開発されております.早めの治療開始で花粉症時期を乗り切りましょう.
近年,アレルゲン免疫療法として舌下免疫療法が開発され臨床研究がなされてきました.従来の注射による治療と比べて副作用が少なく自宅での投与も可能ということで日本でも少しずつ広まってきております.当院でもシダトレンの処方を行っております.詳しくはお問い合わせください.
じんましん
血液検査によりアレルギー原因の検査を行います.原因抗原がわかれば抗原を避けるように生活を行い,必要に応じて症状を抑える治療を行います.漢方薬なども積極的に用いて症状の緩和を目指します.食物アレルギーは成人の場合原因特定が難しいことが多いので症状に合わせた治療を行います.

喘息の治療薬もいろいろな種類がありどれも同じではなく特徴があります.自分に合ったものを正しく理解して使用する必要があります.また「効かないんだけど?』という方の中には実は正しく吸入ができていない方が多くいらっしゃいます.